ムラサキカタバミ(紫片喰)・・敷地全体
ムラサキカタバミ(紫片喰)
カタバミ科カタバミ属の植物。
南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化している。環境省により要注意外来生物に指定されている。
土の中の鱗茎を取り尽くすのが非常に難しく木子(小さな球根)が散らばり、駆除の困難な雑草で拡散しやすい。
体内に蓚酸を多く含む関係上、用土がアルカリ化すると勢いが弱まる。
結構きれいな花を咲かすので、誰かが植えて育てているのかと思い除去しなかったけれど、拡散力が強くあっという間に敷地全体に広がってしまい最近は適当に除去しています。
※詳しくは Wikipedia にて。
オッタチカタバミ・・緑道
オッタチカタバミ(おっ立ち片喰)
カタバミ科カタバミ属の多年草。
カタバミの茎が地表を這うのに対し、地下茎は水平に伸びるものの、そこから地上茎が縦に立つため、この和名がある。
葉や花はカタバミに似ており、鮮やかな黄色の五弁全体に白い毛が多く、果実の柄が斜めに下がる。
黄色い花をつける。
北アメリカ原産。日本では1965年に京都府で見つかり、現在では各地に分布する帰化植物である。
アルカス敷地内だけでなく近隣一帯に多く見られる。除草はしやすが、取っても取っても生えてきて完全除去は無理。
※詳しくは Wikipedia にて。
カタバミ(片喰)・・敷地全体
カタバミ(酢漿草、片喰)
カタバミ科カタバミ属の多年草
日本では近年、よく似たオッタチカタバミという帰化種が急増しているが、古い図鑑には掲載されていないため、カタバミと誤認されていることもある。
地下に球根を持ち、さらにその下に大根のような根を下ろす。匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草である。
春から秋にかけ黄色の花を咲かせる。花びらは5弁。日向では花を出すが、日陰に咲いてしまうと花がしぼんでしまうのが大きな特徴である。
果実は円柱状で先がとがり、真っ直ぐに上を向いてつく。成熟時には動物などが触れると、自ら赤い種子を勢いよく弾き出す。最大1m程度までの周囲に飛ばすことができることも繁殖に有利となっている。
踏みつけられる芝生などでは芝の根元を這うように横に広がっていき、なかなか駆除できない困りものだが、踏みつけられない場所では茎が立ちあがり比較的駆除しやすい。
アルカスでもよくみられ、年々増加している雑草である。増加を防ぐには、種を付ける前5月前までに手でむしりとるしかない。
葉や茎は、シュウ酸水素ナトリウムなどの水溶性シュウ酸塩を含んでいるため、咬むと酸っぱい。シュウ酸は英語で oxalic acid というが、カタバミ属 (Oxalis) の葉から単離されたことに由来する。また、葉にはクエン酸、酒石酸も含まれる。カタバミ属の植物をヒツジが食べると腎臓障害を起こすとの報告がある。
※詳しくは Wikipedia にて。
アカカタバミ(赤片喰)・・敷地全体
アカカタバミ(赤片喰)
カタバミ科カタバミ属の多年草。 カタバミの1品種。
日本各地の道端などの乾燥した場所に生える。茎はよく枝分かれし、下部は地面をはい、上部は立ち上がる。
葉は小葉で赤紫色を帯びる。葉の脇から散形花序を出し、径8mmぐらいの黄色の花をつける。中心部が赤くなることが多い。
果実はさく果、長さ約2cmの円柱形で熟すと多数の種子をはじきとばす。種子は淡褐色、長さ約1.5mmの広卵形で、表面に横みぞが7本ある。
花期は5〜9月
葉が緑色のものはカタバミ、また中間の色合いのものをウスアカカタバミという。
葉の表面や茎にも毛が多いものをケカタバミという。
カタバミ同様アルカス敷地内どこにもあり、駆除に苦労する雑草である。
※詳しくは 松江の花図鑑 にて。
オオキバナカタバミ(大黄花片喰)
オオキバナカタバミ(大黄花片喰)
カタバミ科、カタバミ属の南アフリカ原産の多年草。
別名オキザリス・セルヌア
開花期は春~秋で草丈15~30cmの多年草で、明治時代の中頃に渡来した帰化植物。
春の花がいっせいに咲き出す前の花のない時期に、黄色の大きな花が目立つ。
地上茎はなく,株元に多くの鱗茎を作って増える。
三出複葉で、小葉は明るい緑色のハート形で、表面には暗い斑点がある。
長い花柄を伸ばして散形花序を出し、鮮やかなレモンイエローの直径3cm以上もある大きな5弁花を咲かせる。
葉も花も、陽が射すと開き、曇ると閉じる。
カタバミの仲間。カタバミは花が小さく、葉に暗い斑点がない。
アルカス敷地内には無いが、それらしいものが緑道中央付近境界フェンス内に2ケ所ほど見られる。色鮮やかできれいだ。近くにオッタチカタバミがあり間違えそうだが、花の大きさが大きく鮮やかなので区別できる。
※参考:国立環境研究所 など。