ドクダミ・スギナ・ヨモギ・ツボミ大葉子


ドクダミ(蕺草)

ドクダミ ヨーカ堂東

 ドクダミ(蕺草)

 

 ドクダミ科ドクダミ属の多年草。 別名、ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)。

 

 

 古くは、之布岐(シブキ)と呼ばれていた。どくだみの名称は「毒矯み」(毒を抑える)から来ている。

 住宅周辺や道ばたなどに自生し、特に半日陰地を好む。

 全草に強い臭気がある。

 開花期は5~7月頃。

 繁殖力が高く、ちぎれた地下茎からでも繁殖するので「杉菜」同様難防除雑草である。。

 

 加熱することで臭気が和らぐことから、日本では山菜として天ぷらなどにして賞味される。また、葉を乾燥させてどくだみ茶を製造する事がある。これは一種のハーブティとして、麦茶のように飲まれる事が多い。どくだみ茶は商品化もされているが、ドクダミ茶の飲用による副作用が報告されてもいる。

 ベトナム料理、とりわけ魚料理には欠かせない香草として生食される。ただし、ベトナムのものは日本に自生している個体群ほど臭気はきつくないとも言われている。

 

 

 

 生薬として、開花期の地上部を乾燥させたものは生薬名十薬(じゅうやく、重薬とも書く)とされ、日本薬局方にも収録されている。十薬の煎液には利尿作用、高血圧、動脈硬化の予防作用などがある。なお臭気はほとんど無い。 また、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよい。

 漢方では解毒剤として用いられる。

 

ドクダミ茶の飲用による高カリウム血症や肝機能検査値(GOT , GPT)の上昇例など報告されてもいるようなので、副作用には十分な注意が必要である。

 アルカスマンションでは、西棟北側のリュウノヒゲの間や、緑道東寄りに多く観られる。これは、リュウノヒゲに植え替えた時の土に混入していた根が原因で、それに気づき繁殖前に取り除いた部分は1本もはえていない。根絶するには土を入れ替えるしかない厄介者である。

 

 

  ※詳しくは Wikipedia にて。


スギナ(杉菜)

スギナ ヤオコー横

 スギナ(杉菜)

 

 シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属の植物の1種。日本に生育するトクサ類では最も小柄である。

 浅い地下に地下茎を伸ばしてよく繁茂する。生育には湿気の多い土壌が適しているが、畑地にも生え、難防除雑草である。

 その栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシ土筆)と呼び、ツクシの方は食用とされる。

 根が深い(集会室付近では40cm以上あった。)ことから「地獄草」の別名を持つ。

 

 

 春に地下茎からツクシという胞子茎(または胞子穂、胞子体)を出し、胞子を放出する。薄茶色で、「袴(はかま)」と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を取り巻いている。丈は10 - 15cm程度である。

 ツクシ成長後に、それとは全く外見の異なる栄養茎を伸ばす。栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行う。鮮やかな緑色で丈は10 - 40cm程度。主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の葉を輪生させる。上の節ほどその葉が短いのが、全体を見るとスギの樹形に似て見える。

 「ツクシ」は春の季語である。

 ツクシの語源は、スギナにくっついて出てくることから「付く子」、袴の部分で継いでいるように見えることから「継く子」となった説が有力である。「つくしんぼ、つくしんぼう」(土筆ん坊)、地域によっては「ほうしこ」(伊予弁等)とも呼ばれる。

 「土筆」の漢字は、土から出てきた胞子茎は、伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており、その形状が「筆」に似ていることから、「土筆」という字を当てられるようになったものと考えられる。

  アルカスマンション敷地にも多く観られるが、特に集会室周りに目立つようだ。クラピア導入時根絶しようと30cm位掘って根を取り除いてみたが、それ以上の深さに根が入り込んでいて、また切れた根が残っていて根絶は無理だと悟った。

 

  ※詳しくは Wikipedia にて。


ヨモギ(蓬)

ヨモギ ヤオコー横

ヨモギ(蓬)

 

 キク科の多年草。 別名モチグサ(餅草)[3]、エモギ、サシモグサ、サセモグサ、サセモ、タレハグサ、モグサ、ヤキクサ、ヤイグサ

 日本全国いたるところに自生し、地下茎はやや横に這い、集団を作る。茎は立ち上がり、やや木質化する。葉は大きく裂け、裏面には白い毛を密生する。夏から秋にかけ、茎を高く伸ばし、目立たない花を咲かせる。

 セイタカアワダチソウと同様に地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌し、アレロパシー(他感作用)の働きがある。

 特有の香りがあり、春につんだ新芽を茹で、おひたしや汁物の具、また草餅(蓬餅)にして食べる。また、天ぷらにして食べることもできる。

 灸に使うもぐさ(艾)は、葉を乾燥させ、裏側の綿毛を採取したものである。

 葉は、艾葉(がいよう)という生薬で止血作用がある。

 若い芽や、育ち始めた若い株は、干しておいたのちに煎じて飲むと、健胃、腹痛、下痢、貧血、冷え性などに効果がある。また、もう少し育ったものは、これも干しておき、風呂に入れると良い。腰痛を始め、に効果がある。また、アイヌの人々は風邪肺炎の際に、ヨモギを煮る際の蒸気を吸引させて治したという。

 ヨモギの花粉はブタクサと同様に秋の花粉症のアレルゲンでもあり、人工的に多用するには問題点もある。

 アルカスマンションの敷地では集会室東側の銀杏の木周辺付近に自生しているのみで、緑道にもない。

 

  ※詳しくは Wikipedia にて。


ツボミオオバコ(蕾大葉子)

ツボミオオバコ 集会室付近

 ツボミオオバコ(蕾大葉子)

 

 オオバコ科オオバコ属の一年生植物。

 空き地などに生える雑草。

 オオバコにやや似ており、和名は花が蕾のままのように見えることからきている。別名タチオオバコともいう。

花期は5~8月。高さ10~30 cm ほど。

全体が白い毛に覆われてふわふわしている。

葉は根生葉のみで、倒披針形

 北アメリカ原産で、日本では帰化植物。

  最近関東地方以西の道ばたや荒れ地などに群生しているのを見かけ、広く帰化している。

  アルカスマンションでは集会室周りや緑道に多くあり、特にここ2~3年増加傾向にある。

 

  ※詳しくは Wikipedia 松江の花図鑑 にて。