地シバリ・野ゲシ・鬼野ゲシ・鬼タビラコ


1

ジシバリ(地縛り)

ジシバリ 西棟北

ジシバリ(地縛り)別名  岩苦菜

 

キク科 ・ニガナ属 の 多年草

 繁殖力が強く、どこにでも好んで生え、 日本全土に分布する。

 開花期は4月 ~ 6月で、かわいらしい黄色い花を咲かせるが、細い茎を周囲に伸ばし、地面を這うように繁殖していくので雑草として嫌われている。

 葉はかわいらしい卵型で少し黄緑色がかっていて、薄くて柔らかくて繊細。

 

  アルカスのどこにでもあるが、西棟北側には多い。

 岩場を好むからイワニガナと名づけられたという説もあるが、乾燥地でもたくましく育つというのが実情だと思われる。

 茎が途中で切れても枯れることがない。 

 葉や茎を切ると乳液が出て、なめると苦く、かつては全草を胃腸薬として薬用利用していた。

 アルカスでは東棟北側などに群生している

 

   ※詳しくは 小さな園芸館 にて。


2

ノゲシ(野芥子)

ノゲシ 緑の第二公園

ノゲシ(野芥子)

 

 キク科ノゲシ属の植物の一種。別名ハルノノゲシ、ケシアザミ。

 和名に「ケシ」が付くが、ケシ(ケシ科)と葉が似ているだけで分類上は全く別系統である。

 

 日本各地の道端や畑に自生する。ヨーロッパ原産で世界各地に広まったと考えられている。日本には史前帰化植物として入ってきたものと思われる。

 花期は春から秋で黄色のタンポポのような花が咲く。葉には刺があるが柔らかく触っても痛くない。

 葉色は少し白っぽい緑で光沢はない。葉は茎を抱く。茎の高さは50-100cm程で軟らかく中に空洞がある。

 アルカスマンション付近ではノゲシが多く観られる。後述の「オニノゲシ」に比べ荒々しさはなく棘がほとんどないものが多い。

 

  ※詳しくは Wikipedia にて。


3

オニノゲシ(鬼野芥子)

オニノゲシ ヤオコー横

オニノゲシ(鬼野芥子)

 

 キク科ノゲシ属の越年草。ヨーロッパ原産で、世界中に外来種(帰化植物)として分布している。

 

 日本では各地の道端や畑で見かけることができる。花期は春~晩秋で、タンポポのような黄色の花を咲かせる。

 葉には刺があり触ると痛い。葉色は濃い緑で光沢がある。葉の基部は半月状に茎を抱く。

 全体的にノゲシに比べると、少し大きく荒々しい感じがあり、名前に「鬼」が付くのが理解できる。

 アルカスでも緑道付近や集会室付近でみられる。

 

  ※詳しくは Wikipedia にて。


4

オニタビラコ(鬼田平子)

オニタビラコ 緑の第二公園

オニタビラコ(鬼田平子)

 

 キク科オニタビラコ属の越年草。道端や庭に自生する雑草。

 葉を含め、植物全体に細かい毛を密生する。茎は高さ20cmから1m程に生長し、所々に小さな茎葉をつける。

 葉は地面近くに集中し、ロゼット状についている。長さ8 - 25cm、タンポポの葉のように羽状に裂けた複葉となるが、先端の小葉が丸っこい三角で大きい。

 茎の上部が枝分かれして複散房状に分枝し、多数の黄色の花を咲かせる。花は直径7 - 8mm程度で、小さなタンポポといったところ。春から秋にかけて開花するが、暖かい地域では年中花をつける例もある。冠毛は白色。

 

 日本全土、中国、インド、ヒマラヤ、ミクロネシア、オーストラリアにわたって広く分布する。

 タビラコはコオニタビラコのことである。コオニタビラコは春の七草の「ほとけのざ」のことなので、混同されてオニタビラコも七草がゆに使われることがある。間違いではあるが、食べられるようである。

 

 オニタビラコは花茎をまっすぐに立て、多数の花をつけ、そのまま上を向いて熟し、種子が熟すると綿毛を持つ種子(果実)が現れる。

 コオニタビラコは花茎を斜めにあげて少数の花をつけ、花が終わると総包は下を向き、丸く膨らんで熟する。また、種子には綿毛がない。

 アルカス近隣どこででも見られる。

 

 ※詳しくは Wikipedia にて。