カラスノエンドウ(烏野豌豆)
ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着しているソラマメ属の越年草。ヤハズエンドウが植物学的局面では標準的に用いられる和名。
本州から四国・九州・沖縄の路傍や堤防などのいたるところにごく普通に生育している。
秋に発芽し、春になると高さ60 - 150cmに達する。茎には巻きひげがあり、近くのものに絡みつくこともあるが大体は直立する。
花期は3 - 6月でエンドウに似た小型の紅紫色の花を付ける。豆果は熟すると黒くなって晴天の日にサヤがはじけ、種子を激しく弾き飛ばす。そのため、あっと言う間に広がっていく。
若芽や若い豆果は食用(天ぷらなど)にすることができるし、熟した豆も炒って食用にできる。
また、未熟な果実の両端を切り落し、草笛にすることができる。
近縁の仲間には、スズメノエンドウ 、カスマグサ などがあり混同しがちだが、カラスノエンドウは大きくて少数の花をつけ、スズメノエンドウはごく小さな花を房状に多数つけ、葉も細い。カスマグサは小型の花を少数つける。
10年位前アルカスマンションの敷地内ではほとんどなかったが、ここ数年のうちに全体に広がってしまったようである。見つけ次第結実する前に除去した方が良い。
※詳しくは Wikipedia にて。
実が爆ぜた後のカラスエンドウのサヤ 2022/5/20
スズメノエンドウ(雀野豌豆)
スズメノエンドウ(雀野豌豆)
ソラマメ属のつる性の越年草。田畑や空地などに生える雑草。
和名は、カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)より小型であることから「スズメ」を当てた。
カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)に似るが、ごく小さな花を房状に多数つける。
アルカスマンションでは緑道中央付近に少数見かけるが、カラスエンドウほどの拡散力はないようである。
※詳しくは Wikipedia にて。